耳鼻咽喉科は小児からご高齢の方までを対象とし、保存的治療から外科的治療まで行う診療科です。
一般外来
耳、鼻、のど(上気道)の病気に対応いたします。高度な検査、治療、手術は香川大学医学部附属病院、高松赤十字病院、香川県立中央病院、高松市立みんなの病院、屋島総合病院、滝宮総合病院、坂出市立病院、回生病院、香川労災病院、三豊総合病院、さぬき市民病院などの基幹病院へご紹介いたします。
耳の症状(耳が痛い、かゆい、耳が詰まった感じ、耳鳴り、聞こえが悪い、めまい、耳そうじのご希望など)と耳の病気(中耳炎、外耳炎、突発性難聴、メニエール病、めまい症など)
鼻の症状(かぜ症状、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻からの出血、においがわからない、など)と鼻の病気(かぜ症候群、アレルギー鼻炎、花粉症、副鼻腔炎、鼻出血症、嗅覚障害など)
のどの症状(かぜ症状、痛み、違和感、つまった感じなど)とのどの病気(かぜ症候群、咽頭炎、喉頭炎など)
その他(口内炎、味覚障害、耳下腺炎、顎下腺炎、末梢性顔面神経麻痺など)
花粉症、アレルギー性鼻炎の治療(アレルギー専門医が対応いたします)
花粉症、アレルギー性鼻炎の治療の中心は薬物治療ですが、薬物治療では症状改善が不十分な方(7~8歳以上)には外来で簡単にできる下鼻甲介粘膜焼灼術をお勧めいたします。当院ではアルゴンプラズマ凝固装置を用いて行います(表面麻酔時間30分、手術時間は5~10分)。手術は予約制で、手術当日、1週間後、3週間後の少なくとも3回の通院が必要ですので、電話でお問い合わせ下さい。
睡眠時無呼吸外来
いびきや昼間の眠気は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。日本睡眠学会専門医が、成人と小児の睡眠時無呼吸症候群に対応いたします。外来受診を希望される方は必ず事前に電話でお問い合わせ下さい。
成人の睡眠時無呼吸症候群の診断と治療のながれ
- (1)初診では問診、アンケート、鼻腔通気度検査、上気道内視鏡検査、ご自宅での簡易診断検査を行います。
- (2)必要に応じ、一泊二日の終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を綾川町国民健康保険陶病院へ依頼致します(高松市中心部にお住まいの方はKKR高松病院へご紹介いたします)。
- (3)睡眠時無呼吸症候群の原因、重症度に応じた治療(在宅持続陽圧呼吸療法:CPAP、口腔内装置、適応があれば手術)をご提案いたします。口腔内装置の場合は香川県歯科医師会と連携し、口腔内装置が作製可能なお近くの歯科へご紹介いたします。手術適応がある場合は大学病院、基幹病院へご紹介いたします。
小児の睡眠時無呼吸症候群の診断と治療のながれ
- (1)受診前に自宅で寝ている様子のビデオ撮影(スマートフォン、デジカメの動画でも可能です。撮影方法は電話でスタッフにご確認下さい。)
- (2)初診では問診、アンケート、側面レントゲン撮影を行います。
- (3)一泊二日の終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を綾川町国民健康保険陶病院へ依頼いたします。
- (4)かぜをひいている場合や鼻症状があれば検査入院ができない可能性が高く、入院までに症状を改善させる必要があり、お近くの耳鼻咽喉科開業医の先生にご紹介し、処置、投薬などを依頼いたします。
- (5)終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)入院当日、入院前に当院を受診していただき、検査ができる状態かどうかの最終確認をいたします(かぜ症状、鼻症状がある場合は検査入院が延期になる場合があります)。
- (6)口蓋扁桃肥大、アデノイドが原因の場合は手術ができる施設にご紹介いたします。